井筒安ご案内

ご 挨 拶

伝統とは「守る」ものではないと考えています。

多くの先人たちが積み重ねてきた伝統的な文化や技術、これらを日々の精進の中で習得してゆく事は大切です。しかし、伝統とは過去のものでは無く、今日に生きている文化や技術でなければ、後世に受け継がれてゆきません。

私も京都の旧家に生まれ育ち、昨今の街並みや価値観の移り変わるなか、お料理、しつらえを通し表現を磨いてまいりました。先人達が積み重ねてきた伝統に私もまた一枚積み重ねれるよう願うばかりです。

お越し下さる皆様に長年ご愛顧くださっている方、次世代の方にも

「何気なく心地よい」

と思っていただくことを喜びと誇りとして、日々に精進していきたいと存じます。

日々忙しくされているなか、何かを感じたくなったら、何かを下ろしたくなったら、ちょっといらしてみて下さい。何かそんな兆しを感じていただけるかもしれません。
お時間がございましたら、ぜひ一度お越しいただけたら幸いです。

創業天保十年 京都 料理旅宿 井筒安
七代目当主 井筒安次郎

京の歴史と共に歩んできた軌跡

時は江戸時代後期の天保十年(西暦1839年)。
真宗大谷派の本山である東本願寺へお参りする旅人や僧侶のために、料理屋、旅籠屋を始めたのが井筒安の創業です。

以来、170年以上にわたって京の伝統を大切にしながら、
その時代々に最善なおもてなしをご提供してまいりました。
現在では国内外の文人墨客からも愛され、数多くご利用いただいております。

2013年創業以来170年ぶりの改装をいたしております。伝統を受け継ぎ新しい風をいれ次の百年を見越した今の京都をここ井筒安にて体験ください。

門外不出の貴重な美術品の数々を季節ごとに展示

創業より七代に渡り受け継いできた美術品の数々、江戸後期の雛飾りや五月飾り、伊藤若冲、棟方志功、小野竹喬、稲葉心田の作品や茶道具などがあり、なかでも棟方氏は東本願寺の襖絵に携わっていた晩年に数カ月滞在しておられました。

二十四節気から生まれる京懐石

井筒安の料理は、風土(産地)・風味(旬の味)・風景(取り合わせの美しさ)を大切にしながら、 料理長でもある七代目の主人が腕をふるっています。

二十四節気ともいわれる細かな季節の移り変わり、旬の素材を活かした繊細で奥深い味わいが特長。厳選したワインや日本酒も豊富に取り揃えておりますので、京料理との絶妙な調和をお楽しみください。

ご宿泊のお客様はもちろん、お食事だけのご利用も可能です。

京の隠れ家で過ごす豊かな時間

過剰なサービスよりも、さりげない気遣いでお客様に心地よい時間をお過ごしいただきたい。そんな想いから井筒安ではちょっとした工夫をこらしています。

まず客室には、テレビや電話や時計を置いていません。これは毎日の慌ただしいノイズから離れて、ゆったりと旅の時間を楽しんでいただきたいからです。そしてお風呂は大切な人とだけ利用できる貸切家族風呂。

オープンスペースのギャラリーやロビーでは坪庭を眺めながら ほっこりくつろいだり、お酒を飲みながらお客様同士の交流を楽しんだり、思い思いの時間をお過ごしいただけます。

定期的にワークショップや和文化的な催し物を開催しております。詳細は新着ニュースからご確認下さい。